He・Ta・Re

精神的にも、体力的にも最近「ヘタレ」になってきました。なんでこんなことになってしまったのか。火急になにか手を打たないとこのままでは空気になってしまいます。終いには、「いたの?」とか言われそう…それはそれでネタですけど。


今日は予定通り、水樹奈々のライブチケットを買いに行った。買えたのはいいのだけど、3階だって。これには深いわけがあるんだけどね。


なにやら10時ぴったりに注文できるようにローソンで待機し、いざ時間になり操作をし始めたとこでLコードを書いた紙を家に忘れたことに気がつく。まあ、それなら検索すればいいや、ちんたら検索してたら、うしろからくそじじぃ様がいらっしゃって、「わしが先にやっていたんじゃがのぉ」とか言ってきた。半ば無視して操作していたら、なぜかうまく繋がらなかった。


そのあたりからくそじじぃ様のプレッシャーが強くなる。早くしろよオーラを出してくる。じじぃは黙ってろよ、10時の段階でその場にいなかっただろうと言いたかったが、素直に変わってやることに。(盛大に舌打ちはしましたがね。)


そしたらそのくそじじぃ様は、年寄りよろしく案の定機械にはとっても弱いご様子。店員さんを巻き込んでまたスローペースで操作を開始し始めた。店員さんも他に客がいたのでそのくそじじぃ様に付きっきりってわけにはいかず、くそじじぃ様は私の前で途方にくれ始めていた。


私は、心の中で「ふざけるな!」と叫んだがもちろん聞こえるはずもなかった。それでもなお、遅々として作業がすすまないので言ってやった。「僕が変わりに操作しましょうか?」と。さすがに毒づく勇気はなかったので、逆に最高のさわやかスマイルでそう言ってやったよ。内心はらわた煮えくり返ってたけど。今、思い出しても腹がたつ。


で、そのくそじじぃ様は私の変わりにとっても良い席が取れたそうで、私に何度も感謝をして、最後にこう告げて去っていった。「ごめんねぇ。君はチケット取れそう?」だって。明らかに皮肉にしか聞こえないよね。聞いたときはそれどころじゃなかったので、「いや、無理ですね。」とこっちが皮肉を言ったつもりだったけど、よくよく思い出してみると、相手のほうが皮肉でもレベルが高かったわけで。私のは単なる負け犬の遠吠えであるわけで。所詮、くそじじぃ様は勝ち組、私は負け組み。なにを言っても私が勝てる見込みなんて無かったのだ。


その後、チケット争奪戦の中の1分・1秒という大切な時間を7分もロスした私は、意外とあっさりとチケットを手にすることになる。かろうじて残っていた3階席、後方のチケットを。やっぱ、7分は痛いね。その永遠とも呼べる7分間で前の席は誰かの手に渡ってしまったようで。


また、ライブにいけるのはうれしい。けど、なぜか悔しさを隠しきれません。なぜか先客と言い張るくそじじぃ様がいなければ、私がLコードを書いた紙を家に忘れなければ。そんな「If」が頭を駆け巡ります。人生やり直すことはできない。時間はどんなに悔やんでも戻すことはできない。そんな、教訓を得たそんな1日。


BGM
水樹奈々:PRIMAL AFFECTION